歯を失ったら(欠損治療)

顎関節や筋肉との調和を
考慮した
良く噛める欠損治療
歯を失ったら(欠損治療)
歯根破折や歯周病で失った歯を回復する際に、失った歯をただ増やすだけでは、長期間の変化の中で噛み合わせが安定しない可能性があります。
咬み合わせが長期間安定して快適な生活を送るためには、回復する歯と、顎関節、筋肉、の3つの機能の調和を考慮した咬み合わせ治療を行う必要があります。
当院院長は、大学院で咬み合わせ(顎運動)と欠損補綴(入れ歯、ブリッジ、インプラント)を専門に、研究と治療を行いました。当院での欠損治療ではその学びを生かし、歯の接触、顎関節、それらを動かす筋肉の3つが調和した治療を行うことに努めています。また、歯ぐきに調和したメンテナンスしやすいインプラントや、よく咬める入れ歯を提供します。
もし歯を失ってしまったら

歯を失うことが分かった場合には、抜歯前の段階で患者様のご要望を伺い、各方法の特徴を説明し、ご不安を全て解決した上で治療方法を決定します。治療方法の選択においては、10年、20年先を見越してよく考える必要があります。
また、「抜いたまま補わない」の選択肢も含めて、患者様の将来にとって一番良い方法を患者様と考えます。
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入れ歯
唯一取り外し可能な治療法です。そのため、周りの歯や入れ歯自体を掃除しやすいです。しかし、他の方法に比べ、お口の中でわずかに動くので咬む能力は劣ります。大きく歯を削ったり、外科処置がないため、取り組みやすい方法です。
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ブリッジ
両隣の歯を支えに、つながった被せ物を入れる方法です。しっかり固定されているので、よく咬むことができます。抜歯した部分の裏側やその両脇のお掃除が、慣れるまでは煩わしいかもしれません。支えになる歯に神経があるか否かで予後が変わるため、よく考える必要があります。
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インプラント
顎の骨にチタン製の人工歯根を固定し、その上に被せ物を連結する方法です。しっかり固定されるのでよく咬むことができます。唯一、周辺の歯を削ったり支えにしない方法で、その存在を忘れるほど快適に使えることがほとんどです。インプラントの歯周病に対する予防策を十分に取り続ける必要があります。
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自家歯牙移植
被せ物やインプラントといった人工物を使わず、失った奥歯の部分に親知らずを移植する方法です。唯一自分の骨と歯根が歯根膜というクッションで結合される方法のため、咬み合わせや歯ぐきとの関係性の観点からも、生体と調和した回復方法です。将来、歯根破折や歯根吸収のリスクがあり、再び抜歯になる可能性もあります。
入れ歯について
当院では、患者様お一人おひとりのお悩みやご要望、お口の状況に合わせた入れ歯をご提供することを心がけています。また「金属アレルギーが心配」「外から入れ歯を装着していると気づかれないようにしたい」「もっとよく咬める入れ歯を使いたい」などのニーズをお持ちの方はオーダーメイドの自費入れ歯を作製可能です。現在使用している入れ歯のメンテナンスにも対応していますので、お困りのことがあればご相談ください。
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01
治療期間が短い
他の治療法に比べて、比較的短い治療期間で治療が完了します。
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02
手術などの大掛かりな治療が不要
入れ歯は、インプラントとは異なり、外科手術が不要です。そのため、歯以外の健康状態や年齢に関係なく、ほとんどの場合治療可能です。
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03
残っている歯や入れ歯の
お掃除が行いやすい入れ歯は取り外し可能なため、自宅でのお手入れが容易です。ブラッシングや洗浄液を使い、お口の状態を維持することができ、異変にも気づきやすくなります。
当院で提供している入れ歯
金属床
入れ歯の土台部分(床)が金属で出来たタイプです。
薄く作成できるため、口腔内の圧迫感が少なくしっかりとした装着感があります。そのため、食事や会話がしやすい特徴があります。
ノンクラスプデンチャー
金属の金具を用いないため、歯に金具が重なって見えてしまう審美障害がありません。ただ、痛くないしっかり咬めるノンクラスプデンチャーのためには、写真のように隣の歯の上に小さな金属を乗せる必要があり、わずかな金属色は避けられません。
ノンクラスプデンチャーの特徴をよく理解し、設計を適切に行うことで、使いやすいノンクラスプデンチャーをお渡しすることが可能です。
レジン床の自由診療義歯
安定してよく噛める入れ歯のためには、型取りや咬み合わせの決定、製作工程まで、必要な治療ステップを省くことなく、丁寧に精密に行う必要があります。
保険診療のルールの中では行いきれない、よく咬める入れ歯のための治療ステップを確実に積み重ねて製作するオーダーメイドの入れ歯によって、快適な入れ歯をお渡しします。
入れ歯の症例紹介
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入れ歯の治療詳細
費用について
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金属床 ¥550,000~880,000
治療期間:1~2ヶ月 治療回数:5~8回
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ノンクラスプデンチャー ¥165,000~495,000
治療期間:1~2ヶ月 治療回数:3~8回
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レジン床の自由診療総義歯 ¥550,000
治療期間:2ヶ月 治療回数:7~9回
※税込み金額になります
入れ歯の診療前の注意点
共通の注意点
- 義歯を製作する前には、支えとなる歯の治療や歯周病治療が必要になることがあります
- その場合には、仮の義歯を製作した上で周囲の歯の治療を行い、その後、最終の義歯を製作することがあります
金属床の注意点
- 金属アレルギーをお持ちの患者様は使用できない可能性があります
- 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合があります
ノンクラスプデンチャーの注意点
- よく咬めるノンクラスプデンチャーのためには、一部に金属を使用する必要があります。ほとんど目立たないことが多いですが、事前によく説明させていただいております
- 失った歯の本数が多い場合、金属床を併用した設計とすることがあります。事前に説明と相談をおこない、デザインを決定します
インプラント治療について
インプラント治療とは、歯を失った部分の骨にチタンなどでできた人工歯根を結合させ、その上に人工の歯を連結し歯を回復する治療です。失った歯を補う治療法の中では、最も違和感なく快適に過ごすことのできる方法です。歯を補うために他の歯にダメージを与えることもありません。
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01
使い心地が天然歯に近い
インプラントは天然歯と同じように、歯ぐきの中から歯が立ち上がっており、隣の歯に支持を受けないため、天然歯とほとんど変わらない感覚で食事をすることができます。また、日々の歯磨きも天然歯と同じように行うことができます。
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02
自然で美しく回復できる
インプラントの人工歯は、天然歯と同じく歯ぐきを貫いて立ち上がっているため、見た目がとても自然です。インプラントの被せ物で主に使用するジルコニアは審美性が高く、自然な見た目で回復することができます。
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03
周囲の歯にダメージを与えない
インプラント治療は、人工歯根を骨に結合することで独立して歯を増やすことができるのが大きな特徴です。そのため、周囲の歯を削るなどのダメージを与えず歯を復元することができます。また、長期間の咬み合わせにおいても、周囲の歯に負荷を増やさずに、失った部位の咬み合わせを復元できます。
当院のインプラント治療のこだわり
インプラント専門医との連携
当院では、インプラント治療の良好な予後のために、インプラント治療の外科処置部門をインプラント専門の歯科医師が、補綴処置(被せ物、咬み合わせ)部門を当院が担当し、質の高いインプラント治療を提供します。
インプラントに限らず、咬み合わせは全ての歯と顎関節の相互関係を考慮して作り上げる必要があり、なおかつ、その咬み合わせを長期間の変化の中で継続してフォローアップする必要があります。
インプラント治療においては、インプラント単独で捉えるのではなく、お口全体の構成要素として捉え、かつ、生涯にわたって連続的に管理することで、その後の変化に円滑に効果的に対応ができます。そのため当院では、患者様のかかりつけ医である院長が、インプラントをお口全体の中の一つの構成要素として捉え、咬み合わせの構築からメンテナンスまでを行います。
お口全体の長期予後を考えた治療計画
当院のインプラント治療計画は、失った歯を補うためだけの計画(インプラント一歯単位の治療計画)ではなく、お口全体の長期間の変化を見越したお口全体を守るための計画(包括的治療計画)を立てます。
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お口に起こる長期的変化と治療計画
インプラントに限らず一度治療した歯やそれを取り巻く環境は、治療終了後も5年、10年、20年と変化が続きます。そのため、長期間トラブルなくお口の健康を保つために、将来起こりうる変化を考慮した治療計画を立てます。
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お口全体が長期安定するためのインプラント治療計画
インプラントの持つ「咬む力をしっかり支えることができる」というメリットを発揮する事で、たとえば神経をとった歯などの弱い歯に将来予測されるトラブルを起こりにくくすることができます。
インプラントの治療計画を立てる際には、今後お口全体に起こりうる変化を予測し、その変化が最小限に抑えられるようにインプラント治療を活用する治療計画を立てます。そうすることで失う歯を減らし、生涯に渡り自分の歯で食事ができることを目指します。
インプラント治療の症例
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インプラント治療の詳細
費用について
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インプラント治療 ¥550,000~770,000
治療期間:6~7ヶ月 治療回数:8~12回
※税込み金額になります
インプラントの受診前の注意点
- 外科手術が必要になるため、患者様に体力的な負担がかかります
- 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります
ブリッジについて
失った歯の両隣の被せ物を支えにし、歯を連結して復元する方法です。失った歯(川)の両側の歯(両岸)を結ぶため、ブリッジと呼ばれます。隣の歯に被せ物を装着することになりますが、他の方法に比べて治療回数が少なく、よく咬むことのできる回復方法です。
支えになる歯の状態や配置、失った歯の数などの条件により、使い心地や長期予後が変わります。そのため、これらの条件をよく整理し、他の回復方法との比較をする必要があります。
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01
よく咬める
入れ歯のように軟らかい粘膜を支えにせず、隣の歯を支えにするため、自分の歯と同様によく咬むことができます。
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02
入れ歯に比べ不快感が少ない
被せ物を隣の歯に固定するため、入れ歯のようにお口の中で動きがなく快適です。
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03
入れ歯に比べ、
メンテナンスが楽ご自身の歯と同じように歯磨きでお手入れが可能です。ご自身の歯とダミーの歯の間は歯間ブラシやフロスなどを使用してお手入れをします。
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04
治療回数が比較的少ない
治療期間は1~2ヶ月程度、通院回数も最短2回ほどの通院で完了するため、インプラントや入れ歯と比較すると早く治療が完了します。
ブリッジの治療詳細
費用について
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自費診療範囲内のブリッジ ¥561,000~671,000
治療期間:2週間~2ヶ月 治療回数:2~6回
※税込み金額になります
ブリッジの受診前の注意点
- 保険外診療に該当する場合は、治療費用が高くなる場合があります
- 支えにする歯の治療を事前に行う必要があることがあります
- 長期予後を確実にするためには、ブリッジ治療を行う部位の他に、お口全体の治療計画を同時に考慮する必要があります
- 失った歯の本数によって、支えに必要な歯の数や配置が変わるため、治療計画について十分な説明と患者様のご理解が必要です
自家歯牙移植について
自家歯牙移植は、歯を失った部位にご自身の歯(主に親知らず)を移植して機能を回復する方法です。他の方法とは異なり、唯一、ご自身の歯根で歯を回復する方法です。
メリットの多さから、当院では第一におすすめすることの多い方法です。
自家歯牙移植では、咬む力を支えるのが移植歯の歯根であることが、多くのメリットを生みます
咬む力を負担するのは、各治療方法ごとに以下のようになります。
インプラント:人工歯根と骨の結合で力を負担する。
ブリッジ:両隣の歯の歯根で負担する。
入れ歯:周辺の歯に金具をかけたり、粘膜に圧をかけて負担する。
自家歯牙移植:移植する歯の歯根で負担する。
自家歯牙移植では、抜歯前の自分の歯と同じ状態で力を負担することができ、そのことがメリットを生みます。
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01
咬んだときの違和感がほとんどなく
自分の歯と変わらない移植した歯は抜歯前の歯と同じように歯根膜を介して骨に結合するため、抜歯前と同じ咬み心地を感じることができます。
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02
お口全体の力のバランスを
保つことができる移植した歯は抜歯前の歯と同じく、クッション作用のある歯根膜を介して骨に結合するため、咬んだときの歯の沈み込みも移植前後で変わらず、お口全体の力のバランスを保つことができます。
治療前後に起こる力のバランスの変化は、歯根破折などの「力が原因のトラブル」の発生を助長することがあります。
自家歯牙移植は、歯の回復前後でお口全体の力のバランスの変化量が少ないため、そのようなトラブルを防ぎ、お口全体の寿命を伸ばすことができる方法です。 -
03
歯周病への抵抗性を
保つことができる歯周病が始まる場所である、歯と歯ぐきの境目は、外敵(歯周病菌)に対して抵抗力を持っている必要があります。
移植歯の歯ぐきの境目は、抜歯前の歯と同様に、象牙質、セメント質、歯根膜、骨、歯肉で構成されており、他の歯と同じ抵抗性を持ちます。そのため、他の歯と同じようにケアを行うことで、同様の歯周病予防効果が期待できます。また、もし歯周病にかかってしまっても、他の歯と同じように歯周病治療の結果を出すことができます。
自家歯牙移植の症例
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自家歯牙移植の治療詳細
費用について
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自家歯牙移植 ¥110,000
治療期間:2~5ヶ月 治療回数:1~2回
※税込み金額になります
自家歯牙移植の受診前の注意点
- ドナー歯(主に親知らず)がないと移植することができません
- 移植する場所に充分な骨が必要です
- 移植する部分、抜歯する部分の2箇所に外科治療が必要です
- 移植した後に移植歯に根管治療が必要なことがあります
